クソ生意気な子どもの戯れ

petitでのあれこれ

from I to T.

背中を向けて君は歩き出した
放つ銃弾も無いまま
蠢く蛇の中 子供のように叫んだ
行かないで 行かないで ねえ・・・

背中を向けて僕は歩き出した
背骨折れる前に行かなきゃ
身が細すぎるのは食えないと偽った
強がって手放した理想の未来
取り戻せぬ願い

少し広く感じる この狭い裏通り
新鮮な獲物が足りないようだ
少し長く感じる ほんの一分一秒

君と過ごせたら、と

願うことさえ許されない世界なのかな
たった一瞬の遅れでさえも
君の怪我を生んでしまう
数え切れないほどの罪を重ねてきた
モヤシに触れたこと
君の身体をそっと食べようとしたこと

君を一度守るたび
傷を一つ増やすような
有限の記憶と時間の中
可愛いと言っただけの
僕の存在など
きっと君の記憶には
残る

あぁ…もう…
二度と戻れないの?
ここは始まりか、
終わりか?

広いペティットで生きる君はまだ伸びない
また一人で夢を見るよ
君が少しでも太る夢を
数え切れないほどの罪を重ねてきた
モヤシに触れたこと
君の身体をそっと
食べようとしたこと

暴言の痛みで償うから
僕のお腹をそっと
満たして

変わらない身体でまた出会えたらいいな
そして血を啜ろう
そのときまで
「またね」



本家

電車とバスの時間長いからって朝イチから俺は一体何をやってるんだ……