4月、簡易日記(verティート)。
4月の日記、簡易版ティート視点。
4月29日
ミコト……さすがに無茶をしすぎだ。
ただ、約束通り。"褒美"は何がいいか、考えておくか。
4月27日
もう、「俺は弱い」とは言わない。
もう惨めな姿を晒さない為に。
胸を張って、誇れるように。
4月26日
力だけじゃ勝ち目のない相手だと、わかるから。
俺は俺のできる事を。
4月22日
夜のディナーコース……うまかったな。
自分が料理の仕事をするとは思ってなかった事だが。また、近く連絡するか。
4月21日
一度負けを見たくらいで追い抜けると思うわけじゃない。
そんな隙を突かれる程度じゃ追い抜いても何ら楽しくないだろうが。待ってろ。
4月19日
19歳になった。去年と……少しは変われたんだろうか。
……20歳になる頃には竜1頭倒しているか?
4月18日
花見なんて、ただ綺麗だとしか思わずに見ていられれば十分だったのに。
泣いてるミコトを薄い言葉で慰めてやる事しかできない自分が何とも無力で。
胸が締め付けられる……とは、こういう感覚を言うのか。
4月16日
・体力及び魔力のコントロールは日々の鍛錬にて底上げ。それと、魔力の配分は常に考える事。
・"死域"、自分を極限まで追い詰めた状態での感覚。ギリギリまで消耗してからの感覚が身に染み付けば向上は早いはず。
・「勝ち目のない相手に挑む」事はもうしない。誰と相対するとしても「勝ち目がある」と信じて挑み、熱を高める。
4月15日
コノビの呪い……予想以上に厄介な物か。
ま、乗りかかった船を降りる気にはならんが。
4月14日
恐れる事がないとは言わんが……恐れて忌避する事なんざ、目の前にはない。
カムイにはいずれやり返す、必ず。
4月11日
レルスの連携技、速さはどう対処するか……やはり難しいな。
俺自身、前に比べれば戦えるようになっては来たが。まだまだだと自覚すべきだ。
偶々だがアイニィに会えたのは僥倖だった。
最強たる相手に挑む、などとは大それた事とわかりつつ……楽しみだと思ってしまう。
4月10日
……桜そっちのけで話し込んでしまったが、これはこれで悪くないか。
サンドイッチもうまかったし。
4月6日
属性を再定義。
言葉によってイメージを伝える。
成る程、専門家とまで言うかはわからんが……面白い話を聞けた。
不思議だと思った事。
アルマレターレであれば空砲があるとないとで威力が雲泥の差になるのに対し、バーチォ・デラグルーはそういった現象が起きない。実弾が使えない以上空砲も使えない、と言えばそうなんだが。
ジーヴルの言葉を参考にするなら、これこそ思い込みが枷になっているのか……?
加えて、新しい属性が使えるかどうかも試行錯誤の価値があるか。
4月3日
・距離を離した時のアドバンテージを生かしきれていなかった。ライフルも1発撃ったっきり、活用するにはもっと回数を重ねる必要がある。
・氷+雷の組み合わせは威力の底上げとして悪くないはずだが、そればかりに意識が向くと氷自体を避けられて攻撃を当てにくくなる。
・氷の盾は便利ではあるが、今回は特にそれに頼りすぎた。カシンもこっちの盾を逆に利用すらしてきたし、もう「盾を張れる」だけで有利になる段階ではない。盾を作った次の行動も常々考える必要がある。
・カシンに対しては「直線的な攻撃が多い」と考え、視界を防いでからの攻撃に至った。相手の一挙一動からヒントを得て隙を突く、とはこれからも必須になるな。
アンダーランドで1日だけ使えた光の魔弾や、魔力の照射も練習して習得したい所だが。感覚を忘れないうちに身に付けたい。
開戦前に勝手に葬儀を行ってた奴らにはイラっとしたが。
……ミコトのブロマイドは、なくさないように保管しておく必要があるか。
4月2日
……優勝するつもりで飛び入り参戦したわけじゃなかった、はずなんだが。
ま、それ以上に体験としては色々大きかったな。
・壁など身の回りにある物の配置を確認し、使いこなす。或いは相手に利用させない位置取り。
・ここ一番での決定打には相変わらず欠ける。火力だけを上げれば済む問題とも思えんが……
4月1日
リザードパウダーは二度と使いたくないと思った。