友達同士でクトゥルフTRPGやってきた③。
前回のあらすじ。
FEHが面白くて更新サボってた
目が、目がぁ〜!!
しあ「じゃあ次は……」
蜂「おい頼む、誰か俺の手を引いてくれまるで何も見えないんだ」
つしま「わかりました僕がやりましょ」
GM「ホモだ」
みかん「ホモだ」
しあ「つしまさん、とってもお似合いだわ!」
つしま「一応僕これでも、お医者さん目指してるんで…ッ!」
蜂「おいなんで苦痛そうな声なんだよ」
つしま「いや、違います違います。ちょっと、ムキャ(しあ)が。ムキャが。」
蜂「ムキャがどうした!?」
A.腐った目で見ている。
しあ「モヤシ君大丈夫?目が見えないの?」
蜂「全く何も見えん」
しあ「モヤシ君、これが何かわかる?」
蜂「上腕二頭筋とケモ耳……」
何故わかる。
蜂「あとやたら、獣臭い」
しあ「モヤシ君、「コーーーーーンwww」本当に、「コーーーーーンwww」見えなく「コーーーーーンwww」なったのね……」
ごめん、みかんちょっと待って。狐ちょっと自重して。
しあ「あなたの犠牲は忘れないわ」
蜂「うん、俺死んでないからな」
しあ「STR14の私があなたを守るわ!」
蜂「頼んだぞ、元々俺はSTR6しかないからな」
GM「で、次どうする?」
しあ「一回戻って……」
つしま「次のお猿さんとこ行きましょか」
みかん「さっきの二つの目玉持ってる?」
蜂「ん」
しあ「モヤシ君、それは大事に持ってて」
つしま「いや、一番強いしあさんに預けときましょ」
うらら「でもしあさん特攻するから……」
ごめん、俺が散々煽ったせいかも。
つしま「じゃあうららはんお願いします。一番慎重そうなんでお願いします!」
みかん「俺持ってやってもいいz「やめて。やめて!!!!」」
うらら「回避が高い人がいいと思うけど……」
つしま「いや、回避が高い人は……この……(蜂鳥を見る)」
うらら「あ、そっか特攻しちゃったから……」
つしま「だから、モヤシ君にはこれからも犠牲になってもらうので……」
蜂「おい、おい」
つしま「モヤシ君耳塞いどいて!!」
今更遅ぇわ!!!!
うらら「ちょ、もらってもうち目見えます!?大丈夫?」
沈黙。
GM「…………試してみたらどうかな?」
めっちゃニヤニヤしとる。
うらら「ほーらー!!!」
蜂「よしうらら渡すぞ!はい!」
GM「あの、普通にもらえる」
うらら「やったー!」
蜂「チッ」
つしま「じゃあ次は耳塞いでるやつ行きましょ」
しあ「じゃあ猿の山、みんな行くわ」
GM「はーい。鍵はかかってません、入り口には厚い扉があります。やっぱり石でできた猿の像が耳を覆っています。扉を開けますか?」
しあ「みんな聞き耳……いらないわよね?」
つしま「やんないんですか?やんないんですか?やらないんですかァ!!」
みかん「いけーモヤシー♪」
蜂「おい」
おいしか言ってねーな俺。
GM「 扉を開けると、岩でできた通路が緩やかな上り坂で続いています。天井には照明があり、通路を明るく照らしています。 はい、強制聞き耳ロールが入ります。」
みかん「強制?」
しあ「良かった聞き耳高くて」
GM「 ふと下の方から誰かが囁く声が聞こえます。 」
しあ「じゃあ1d100〜」
1d100→2
しあ「あ、クリティカルー!」
つしま「おーすげえ」
ころころ。
GM「みかん君だけダメだった?」
うらら「私もダメだった、何も聞こえない!」
みかん「俺ダメやった」
うらら「そんな立派なケモ耳があるのに!」
GM「失敗したの誰?」
みかん、うらら、つしま「はーい」
しあ「えっ!?なんでみんなそんな満身創痍なの!?私だけやん無事なの!!」
蜂「俺も11(成功)だぞ」
GM「でもね、でもね。後ろの3人は多分盛り上がってて聞こえなかったんだけど、先行してたモヤシ君としあさんはね。誰かが囁いている声が聞こえます。」
しあ「GM、一応、一応2のクリティカルなんですけどダメですか?」
温情に期待するしあ。
GM「聞こえたらいけなかったやつなんだなぁ……」
蜂、しあ「何だとォ!!!?」
GM「モヤシ君としあさんがそちらに目をやると、いくつもの顔と目が合うことでしょう。
あなたたちが今まで何気なく歩いてきた岩の床にはたくさんの顔、
いろいろな動物の顔が苦悶の表情で浮き上がっており、
そのどれもが口を動かし「苦しい、たすけて、たすけて」と呻いているのです。 SAN値チェックです」
蜂「はい、目が見えません!!」
GM「目が見えないけど聞こえるんです」
蜂「クソォォォォォォォォォ」
GM「目が見えなかった為に余計聞こえてしまったんでしょう」
蜂「クソォォォォォォォォォ」
つしま「せやから早く、早く聞こえなくなりましょ。」
隙あらば俺を生贄に捧げようとするスタイルやめろや。
GM「あ、でも待って。待って。視覚を失ってる場合は声が聞こえるだけなのでSAN値チェックの値がちょっと軽減されます」
蜂「よっしゃあ」
GM「でも一応振って?」
しあ「……何か、聞こえるわ。助けを求める声が」
1d100→8
GM「成功でもマイナス1で」
しあ「マイナス1かいィ!!」
蜂「24、成功でーす」
GM「じゃあ、「聞こえた!」って思うくらい」
蜂「あっ、耳が聞こえる!!」
うらら「良かったねまだ聞こえて!」
ブルータス、お前もか。
しあ「何か、声が聞こえるわ!助けを求める声が聞こえる!あああああ!!!!」
GM「そして通路の奥にたどり着いたあなた達は以下略。やっぱりさっきと同じようにしている、青い玉のイヤリングをつけています。」
うらら「ほらー!絶対聞こえなくなるやつじゃん!!」
つしま「モヤシ君ここを掴んで下さい。」
蜂「ああー、全く何も見えないなあー(棒)」
つしま「ここを、こう掴んで下さい」
蜂「全く何も見えないなあー(棒)」
つしまにアイアンクローをかます俺。え、だって何を掴めばいいかわかんないんですよ。
しあ「もうちょっと右!もうちょっと右!!」
つしま「右右右右!右右右右!!」
蜂「右!右!(しあにアイアンクローかましながら)全く何も見えないなあー(棒)」
うらら「あと30度左行って!」
再びつしまにアイアンクロー。
GM「それでいいのかモヤシ君!?」
蜂「全く何も見えないので何もしようがない!!」
全員\モ・ヤ・シ!モ・ヤ・シ!!モ・ヤ・シ!!!モ・ヤ・シ!!!!/
全員が声を揃えて俺を生贄に捧げようとする。
このアンナチュラル第7話レベルの虐めに遭った俺はふと思いました。
こいつら全員倒すか犠牲にして俺一人生き残るのがトゥルーエンドなんじゃねえかな、って。
GM「モヤシ君どうする、なんか取れって言われてるけど!誰か代われとか言ってもいいんだよ!?」
蜂「よし、じゃあ……ダイス勝負でなんか。一番高い奴がやろう!」
みかん「マジか」
しあ「モヤシ君、腕相撲しない?」
蜂「あ、目が見えないからできないんだ(棒)」
うらら「いや、あの。幸運って値があるじゃないですか。幸運が低い人がやっぱ……」
蜂「よし、低い奴誰だ。俺65」
しあ「60」
つしま「よんじゅう…………」
蜂「つしま。」
つしま「ええええええ!!?僕ですか!?」
蜂「つしま、おい。散々人を陥れようとした罰だ!!受け入れろ!!!!」
え、俺もしあを散々前線に押しやっただろって?知らない。失明したのでノーカンでしょう。
しあ「大丈夫、耳が聞こえなくても医療行為はできる!頑張ってつしまさん!!」
そのしあもこの通りの手の平返しだしな。
つしま「…………はい、じゃあイヤリング取りました。で、」
2d100→55+84
GM「両耳アウトなんで2d3で」
しあ「えぐいな……」
GM「えぐいよ、もうこれ下手したら即一次発狂だよ」
しあ「つしまさん、今気付いたけどSAN値いくらだったっけ?」
2d3→2+3
つしま「5でーす!!!!マイナス5でーす!僕、残りSAN値40です」
しあ「え゛ぇ!!!?」
GM「今いくつ出たの?」
つしま「5」
GM「一次発狂です」
しあ「つしまさんヤバいそれ発狂レベルだわ!」
GM「一気に5減ると一次発狂に入っちゃうから」
うらら「本当に幸運低いんだねぇ……」
つしま「もうやめてやめてやめてホンマやめて○×△☆♪※$€%#やめて下さいやめて下さい」
しあ「つしまさんしっかりして!」
つしま「もうやめてもう家もう帰らせて帰らせて〒々〆+×÷=*◇●!!」
蜂「つしま、俺を陥れようとした罰だ。」
つしま「すいません僕が悪かったすいませんでした本当ごめんなさい」
うらら「今言ったやつ聞こえてないはずだって、耳聞こえてないから」
蜂「あっそうか。やーいバーカバーカこのすけこましが」
聞こえてないのをいい事に調子に乗る俺。
GM「でもモヤシ君見えてないからね!」
蜂「あ、耳聞こえないなっていうのは会話で察しました」
みかん「モヤシ君とつしまさんが意思疎通全くできなくなったわけですね」
しあ「じゃあ…………次行きましょうかみんな」
GM「ちょい待って待って狂気が発症してる、えーと……1d10。……あーちょっと待って」
ルール確認タイム。
GM「探索者が1回の正気度ロールで5ポイント以上失った場合は、かなりのショックを受けたはずなので、耳が聞こえなくなってめっちゃショック」
つしま「はい」
GM「イヤリングは簡単に取る事ができるけど玉を取った途端にすごい耳鳴りが起きます。しばらくすれば耳鳴りは収まるけれども、音が聞こえなくなった途端につしまさんはショックを覚え、一時的狂気に走ります。おめでとう!でも、クトゥルフ神話技能がプラス5%つきます。初めての発狂……あ、ごめん5ポイント失ってアイデアロールだった」
1d100→38
つしま「38成功」
GM「あ、じゃあ発狂しそうになったけどセーフだった」
つしま「おー」
しあ「つしまさん大丈夫?」
つしま「耳が痛い耳が痛い耳がいたーい」
蜂「あー耳が聞こえる」
目は見えない。
しあ「つしまさん大丈夫!まだ生きてるわ、生きてるから大丈夫!」
つしま「でも皆さん聞こえなくても唇は読めるんですよぉ!!」
うらら「読唇術とかできるの!?」
やべえさっき散々悪口言ってたわ。
しあ「じゃあみんな、最後の猿の海に行きましょうか」
つしま「あ、じゃあうららはんはい」
玉持ち係になるうらら。
GM「猿の像は、全く同じ。口を抑えてる。次の被害者は誰?」
展開バレてるからって生贄確定させんのやめーや。
しあ「だってこのまま行ったら、失う人が……」
うらら「作戦タイムだよね!」
GM「そうだね、作戦タイム。今までの流れを見て」
みかん「次は多分口がきけなくなるから、口持ってかれて大丈夫なやつ」
しあ「私歌い手だから!歌い手だから見逃して!!」
うらら「私言いくるめ85%とか説得75%とか持ってるから……」
しあ「私言いくるめと説得持ってるから回避したい」
蜂「まあ俺も目星75%失ったんだそれくらい大丈夫だろ」
つしま「もう僕には失う物ないですからええですよ別に」
うらら「あなたSAN値失ったらヤバいよ」
つしま「これでもね、まだ良かったんだよ。さっき間違えて振った時に6出てたもん。その次で5でしょ」
ダイスの女神がつしまを殺しに来てる。
しあ「モヤシ君は大丈夫よね?」
蜂「俺は目が見えないんだ。見逃せ。全力で見逃せ。」
しあ「モヤシ君大丈夫、声が聞こえなくてもあなたは素敵よ♪」
蜂「お前も声がなくなっても素敵だから安心しろ」
つしま「なんて相思相愛(棒)」
しあ「ありがとう。でも私歌い手だから見逃して?」
うらら「あの。どっちが声を失うか殴り合いで決めたら?」
※T(手が出る)RPGではありません。
しあ「モヤシ君、腕相撲で勝負しましょう?」
蜂「なんて非人道的なんだ。俺は目が見えないんだぞ!弱者に対してこの扱いはあんまりじゃないのか!?」
しあ「モヤシ君……この世に人権なんてないのよ。」
どさくさに紛れてとんでもねえ事言ったよこいつ。
蜂「人権がないならお前を身代わりにしてもいいわけだ。よしやれ」
しあ「モヤシ君……なんでそんなひどい事が言えるの!?」
蜂「お前自分で人権ないって言っただろ」
うらら「でもレディファーストの風潮はまだ残ってるから」
蜂「すまん今目が見えないから誰が女性だかまるでわからん」
しあ「モヤシ君私が男だと言うの!?」
蜂「その腕力!!」
つしま「争いはやめて下さい!!!!何言ってるかわかりませんけど争いはやめて下さい!」
しあ「つしまさん大丈夫、争ってないの。口を誰か失ってって言ってるだけなの!!」
誰かと言いつつターゲティング外さないじゃねえか。
うらら「だから、しあさんがモヤシ君に説得ダイスを回せば……」
蜂「ひっでえ」
さりげなく自分を選択肢から除外してるうらら。
しあ「モヤシ君、お願い!口を失って!!」
つしま「……えーっと?」
1d100→3(クリティカル)
蜂「嫌だよォォォォォォォォ!!!!!!!!嫌だよォ!!!!!ふざっけんなよ!!!!?」
まさかのPLが発狂。非人道的な扱い受けすぎたからね仕方ないね。みんな爆笑してるしね。
GM「あ、ヤバいどうなった?」
しあ「勝った」
蜂「3出しやがった!!ちょっ……っざけんなよォォォォォォォォ!!!!」
俺がガチギレして総員ドン引きのシーン。
TRPGってPLもSAN値減って発狂するんですね。
しあ「モヤシ君……ごめんなさい、ちょっと冗談が過ぎたわね?」
蜂「目ェ見えないのけっこう不安なんだぞコレ!!!」
しあ「ごめんなさいモヤシ君、あなたけっこうタフだから……ちょっとくらいいいと思ったの。ごめんなさいね?」
つしま「だからみんなケンカはやめてー!」
蜂「アンダーランドで一回目ェ見えなくなったけどさぁー!!!!」
しあ「つしまさん大丈夫、ケンカしてないの。ただちょっとモヤシ君に口失ってって言っただけなの」
そろそろ撤回しろよ!?
つしま「もうええやないですか全部男がやればええやないですか……男が犠牲になったらええやないですか」
しあ「仲良くしましょう?殺伐としちゃダメ」
蜂「戦犯が何か言ってやがる」
しあは末代まで許さないと思った瞬間。
ここで休憩挟んだので一旦切ります。
次回予告。
ゴネ得。