クソ生意気な子どもの戯れ

petitでのあれこれ

9月1日。最弱vs最強。

死ぬかと思った。
背後が。ドキドキで。

いや、だってね。正直ね。勝てるわけねえと思って。
試合挑まれたからには受けて立たないわけにはいかないんですけど。モヤシ的にも。どこまで戦えるかな、って不安はずっとありましたよ。ええ。

素ステが人より劣るなりの戦い方でどこまで喰らい付いて行けるか……これは背後が必死に頭捻らなきゃ話にならない戦いだぞ、と。そんな試合前の心境。


9月1日

序盤。
氷の盾はよく使う手で。攻撃をただ防ぐだけじゃなく考えてた手としての一つが「足場を凍らせる」だったんですけど。
これで足を止めるとも思えず対処もされて然るべきで、対策も考えなきゃいけなくて。


①氷を踏み砕いて進んで来る→雷撃って氷に乱反射させる。
②氷の上を滑って進んで来る→滑ってるなら踏ん張りは効かなくなってるはず、盾1枚でもある程度押し切れる?
③迂回して来るor飛んで足場を避けて来る→射撃する余裕がこっちにできる。

こう、考えてたんですけど。あれ、なんでここで手品のタネ明かししてんだ俺。

術式ごと破壊して来る


はい、開幕早々涙目でした。
下手な小細工通じないまま見せ場なく終わったりしたらどうすんの俺、ヤバくね?って。
そう言えば今まで戦ってきた中で手強い相手はいくらもいたんですけど、小細工の布石ごと潰されるパターンは初めてで。
逆境に立たされてなお笑ってるティートはもう、PLとは真逆の生き物なんだと思う事にした。あんな肝っ玉背後にあるわきゃねーだろ。


最強の一角と聞いてたアイニィさん、観戦したり過去ログ見るだけじゃなく対峙する事になって初めて見える物も大きかったです。
剣技も体捌きも隙がなくて、魔法の心得も深くて。『コネクト』と『天頸』で手裏剣を加速させての挟撃とか。魔法の精度もさる事ながら、こっちの動きを一手二手先まで読んだ上での攻撃と思うと。ギリギリまで凌ぎはするけど追い詰められて行く感じ。

ティートのスタイルとして遠距離をキープしてダメージを与えて削って行くのが常套手段なはずなんですけど。それができないのは背後の実力でもあり。
手裏剣との挟撃で地面に倒れた時点で「あ、これ無理に距離を離しても逃げ切れない奴だ」と背後としてもわかってしまって。多分、こういう時に背後が変なスイッチ入るんですね(吹っ切れるとも開き直るとも)。

心技体、最も重要なのは心だと語るアイニィさん相手に一歩でも近付きたかったんですよね。
攻め手が繋がらない中でも続けられる手があると思えば続けたくて、繋げたくて。
あの状況、逃げも守りも負けに繋がる気しかしなかったし。(膝めり込んだ時点で負け確なのはさて置き)
それが認められてか「愛している」という言葉まで引き出す事ができて。不完全ながらも一太刀浴びせる事ができて。やり切れたかなと思ってます。
ティートとしては清々しい反面悔しさもあるし、「もっと追い縋れたんじゃないか」と思う事もやっぱりあるんですけど。元々弱かったティートが自分なりの戦い方をもってぶつかる事ができて、そうして成長する事を認めてもらえて。PL冥利に尽きる試合になりました。


あと、些細な事なんですが。
「何割で戦って欲しい?」とアイニィさんから挑発を受けた際にティートは答えず、「銃をもって全力を引き出してやる」と示しまして。
終わってみれば実力の何割を引き出せたのか。それが気になって聞きたくもなったんですが、やめました。ティートがそこを気にするのもキャラ的にそぐわないかとも思いましたし、それを聞いて何か意味があるかと言うと微妙な気がして。
終わった事に目を向けるのは反省点だけでいい、次に繋げる事を考えた方がいいと思うのがティートらしさかなと思って。いつかアイニィの十全を引き出した上で撃ち破って見せる、と。……あれ、なんでブログで黒歴史名言晒してんだ俺。あ、ここそういう場だわ。



ここで負けはしたんですが、負けをもって次に活かす事ができればそれは勝つ事より意味があるはずで。まだ強くなれると思えた一戦でした。
まあ、レベル1でレベル50とか100の敵を相手取るような縛りプレイが平常運転なのでね!普通にレベル上げろやって言われるとぐうの音も出ません!
そういうわけで筋力上げるのも課題だしアルーシャちゃんから受け取った魔導書で勉強もしなきゃだし。地力上がったらそこから見つかる新しい戦術もあるだろうし……
でも素ステ低いままで強敵をどれだけ相手取る事ができるかってのがティート戦わせる上での楽しみな気もして、悩むんですけどね。

方向性は追い追い決まるだろうとして。
お相手いただいたアイニィさんにこの場を借りてお礼と、敬意を。